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ガトクー王者列伝 I    −2006年2月4日、板橋グリーンホール−


「NEOステージ06」2回戦、元気がさくらを降した。


○元気美佐恵(9分40秒、ラリアット)さくらえみ×   第221代王者が3度目の防衛に成功




試合終了後、突如チャンピオンに襲い掛かった春日。しかし、3つは奪えず。


○元気美佐恵(19時55分、逆さ押さえ込みを返す)さくらえみ×   第221代王者が4度目の防衛に成功




それが合図となったかのように、セコンドと観客(※全員ガトクー勢)がリングに雪崩れ込む。



左から石井、夏樹、希月、春日、高橋、きのこ、あいか。



多勢に無勢を悟ったか、元気はすでに観念した模様。



ガトクー勢の中でも一番容赦なかったのは高橋だったような気がする。



今度はみんなで元気を引きずる。すでにあいかはコーナー上へ。



ボディアタック!



全員で押さえ込み。カウント3!


×元気美佐恵(19時56分、ダイビングボディアタック)あいか○   第221代王者が5度目の防衛に失敗、あいかが第222代王者に




その瞬間、思わず片手を突き上げた石井。



一人輪を離れた春日。



大喜びの他の選手を尻目に、あきらかにあやしい挙動だ。



我闘姑娘史上初の快挙に沸く選手達。



そして、あいかにベルトが渡される。



第222代アイアンマン王者誕生!



背後によからぬ気配を感じたあいか。



企みはたちまち全員に知られることとなった。どうする春日!?



とりあえず、とぼけてみました。



そして再アタック!



あいかクリア。春日呆然。


○あいか(19時57分、スクールボーイを返す)春日萌花×   第222代王者が初防衛に成功




元気に睨まれ、ベルトを大事そうに抱えながらリング内を疾走するあいか。



嬉しそうにベルトを見つめる。



そして歓喜のアピール!



そこに春日が再々アタック!



またも返され、またも呆然とする春日。


○あいか(19時59分、逆さ押さえ込みを返す)春日萌花×   第222代王者が2度目の防衛に成功




あまりのしつこさに怒りのチャンピオンは、春日をに足蹴に。



ほうほうの体でリングから降りる春日。



まだ諦めきれない風体の春日。



バンバン!悔しさのあまり、エプロンを叩く春日。



ようやく引き上げる春日。



でもまだ諦めていないらしい。「まだいるの?」とばかりに春日に怪訝な
視線を向ける石井の姿が見える。NEOマシンガンズも冷ややかな視線だ。




−この直後、池須氏に檄を飛ばされ、あいかを追って控え室に走り込む春日なのであった−

(第1章・完)

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